第2回 本当に犬、猫に必要なシャンプーとは?

第一回でペットをシャンプーで汚さないという事が重要だと記述致しましたが、まずその前にシャンプーの中に含まれている界面活性剤についてのお勉強をして頂きたいと思います。

よく界面活性剤はよくないと言われておりますが、実際に何がダメなのかをきちんと説明出来る人はいないと思います。

ではまず界面活性剤というものが何なのかという話から致します。簡単に言えば泡立て用の成分になります。シャンプーをする際にシャンプー液が全身に効率よく行き渡らせる為に泡を立てなければいけません。また、誤解を招く可能性があるためもう一つ書くとすれば洗浄成分です。稀に界面活性剤不使用というシャンプーもありますが、泡立ちがありませんし、それ以前に洗浄能力が皆無です。

では界面活性剤の種類について書きます。大きく分けると4種類の界面活性剤があります。

①アニオン界面活性剤(陰イオン生界面活性剤)②カチオン界面活性剤(陽イオン生界面活性剤)③アンフォテリック界面活性剤(両性界面活性剤) ④ノニオン界面活性剤(非イオン生界面活性剤)

化学的な言葉が多く出てきてしまい頭が痛くなりそうですが、見てみればほとんどが似たような言葉ばかりです。

ではまず界面活性剤で刺激が強いと言われる原因のところを書きます。

まず石油系がダメだとか植物系が’いいとか言われていますが、刺激にかんしてはあまり関係がありません。刺激に関係があるのは先程の4つの界面活性剤の種類によるところが大きいです。

アニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤は泡立ちがよく洗浄力が高いぶん刺激が強くなっています。目に入れるとしみるというタイプの界面活性剤です。

両性界面活性剤とノニオン界面活性剤は泡立ちが弱く、洗浄力も弱いですが、刺激が少なくなっています。つまり石油系であっても両性界面活性剤などであれば刺激が弱く、植物系であってもカチオン界面活性剤などであれば刺激が強くなります。

大切なのはアニオンやカチオンと両性界面活性剤やノニオンをバランスよく配合しておく事です。

さて本題のシャンプーで汚さないというところですが、ラノリンやシリコンといった化学添加物などが含まれたシャンプーは必ずと言っていいほど残留物を残します。これらが蓄積していく事でシャンプーで綺麗にしているつもりが逆に化学残留物まみれにしていく事になります。

これらは通常のシャンプーでは取り除くことは不可能で、先程の界面活性剤をバランスよく組み合わせ配合させたシャンプーを使用しなければいけません。

残留物が蓄積してしまうと、それらに身体の免疫が反応をしアレルギーを発症させてしまうことがあります。よく皮膚トラブルをもつペットに薬用シャンプーをいくら丁寧にしてあげても皮膚の状態が一向によくならないというのはこういった残留物に皮膚が過敏に反応するようになってしまっている可能性があります。

残留物を残してしまうシャンプーでいくら毎日洗ってあげても健康的で本当に美しい被毛にはなりません。

つまり、シャンプーをすればするほど汚してしまうというのはこういうことです。
ご自分のお気に入りのシャンプーの香りや仕上がりというのがあると思いますが、それらは刺激をペットに与えているという事があるということを忘れないでくださいね!